2024年1月7日(日)礼拝メッセージ動画

詩編103編1~5節 ペトロの手紙一1章8節
説 教 「主をたたえ、愛と喜びに生きる」

「主をたたえ、愛と喜びに生きる」詩編 103:1~5 ペトロ第一 1:8
今年の教会のテーマとして「主をたたえ、愛と喜びに生きる」を掲げまし
た。1月は4回に分けて詩編 103 編を読んでいきます。2 月からは、ペト
ロ第一の手紙を読んでいきたいと願っています。
1.主をたたえよ
今朝は、まず103編1~2節の御言葉に聴きましょう。詩編103編は、まず
「私の魂よ、主をたたえよ」と言います。私たちはどんなことを自分に語りか
けているでしょうか。新しい年が始まりましたが、不安なことや思い煩うこと
をつぶやいているかもしれません。そんな私たちに、聖書は「下ばかり見てい
ないで、上を見上げて、一緒に、主をたたえよう」と呼びかけているのです。
たたえるべきお方は、聖なるお方です。イザヤ書では天使が「聖なるかな、
聖なるかな、聖なるかな。万軍の主。その栄光は全地に満ちる」(イザヤ
6:3)と賛美しています。「聖なる」とは、「すべてのものから超越して治め
ておられる」という意味です。その栄光は全地に満ちているのです。このお方
を見上げて、賛美をささげましょう。
2.忘れるな
「すべての計らいを忘れるな」と言われています。口語訳聖書では「計ら
い」と訳されているところが「めぐみ」と訳されていました。そのときは苦し
くて恵みだとは思えなかったことも、振り返ってみると、それが恵みだったと
分かることがあります。神様は恵みの御手をもって私たちを取り扱ってくださ
るのです。ですから、そのすべての神様の計らい、恵みを忘れるな、というの
です。
神様からいただいた恵みを忘れないということは、前に向かって進んで行く
力となります。イスラエルの民は、出エジプトのことを繰り返し思い起こして
います。その神様が今日も共にいてくださるという信仰が、前に進む力となっ
たのです。私たちも、どこから救われたのかを忘れないようにしましょう。こ
のお方が共にいて導いてくださることを信じ、進んで行きましょう。
3.愛と喜びに生きる
ペトロ第一の手紙の読者である教会の人々は、迫害という試練の中にありま
した。しかし、彼らはその中で、キリストを愛し、信じ、喜びに生きていまし
た。それは「魂の救い」を得ているからでした。ですから彼らは、この恵みを
与えてくださったキリストを愛し、信じ、喜びに生きていたのです。私たちも
新しい年、この恵みを与えてくださった主をたたえつつ、愛と喜びをもって歩
んで行きましょう。そして、その輪を広げて行きましょう。