2023年11月5日(日)礼拝メッセージ動画

「忠実な僕と臆病な僕」マタイ 25:14~30
ある人が旅に出るとき、僕たちに財産を預けました。ある人とは、父なる
神様のことであり、イエス様のことです。財産を預けるとは、私たちに才
能、能力を与えてくださったということです。僕たちの主人が帰って来て清
算を始めたとは、イエス様が再び来られる再臨のとき、または私たちが地上
での生涯を終えるとき、私たちは神様から預かった才能や能力をどう用いて
来たかが問われる、ということです。
1.豊かな賜物が与えられている
主人は、一人には5タラントン、一人には2タラントン、もう一人には1タ
ラントンを預けました。タラントンとは、当時のお金の単位で、1タラントン
は6,000日分の給料でした。ですから、1タラントンを預かった人は、数字
だけを見ると少ないように見えますが、6,000日分の給料に値するお金を預
かったのです。これは、大変な金額です。私たちは「自分には能力がない」と
思いがちですが、「神様は、あなたに豊かな賜物を与えているよ」と、聖書は
言っているのです。
2.忠実な僕
5タラントン受け取った人は、早速、出て行き、それで商売をして5タラン
トンもうけました。「早速」と書かれているので、いやいや働いたのではない
ということが分かります。自分を信用して大金を預けてくれた主人への感謝、
そして主人に喜んでもらいたいという気持ちが表れていると思います。2タラ
ントン受け取った人も同じでしょう。信仰生活の原動力は感謝です。
主人が帰って来て清算をした時、主人は5タラントンの人も2タラントンの
人も、同じ言葉でほめています。私たちは、人と比較しがちです。そして劣等
感を持ったりします。しかし、自分に与えられた能力を、忠実に、精一杯、神
様のため、人々のために用いたら、神様は「よくやった。良い忠実な僕だ」と
言ってくださるのです。
3.臆病な僕
1タラントンを預かった僕は、その1タラントンを土の中に隠しておき、そ
れを主人に差し出しました。すると主人は「悪い臆病な僕だ」と言って。その
1タラントンを取り上げてしまいました。彼は、せっかく与えられた才能、能
力を使わずに、無駄に毎日を過ごしてしまったのです。彼は、主人が厳しい方
なので、恐ろしかったと言っています。神様がどのようなお方なのか、その認
識によってその人の生き方が変わっていきます。神様の愛を知っている人は、
失敗を恐れず、チャレンジすることができるのです。