2023年12月24日(日) クリスマス礼拝メッセージ

マタイによる福音書2章1~12節 説 教 「王なるキリスト」


ルカ 14:26~34  「王なるキリスト」マタイ 2:1~12
今朝は、主のご降誕を祝い、感謝するクリスマス礼拝です。
1.王なるキリスト
東方の博士たちが星に導かれてエルサレムにやって来ました。東方というの
は、ペルシャ・バビロンのあたりではないかと思われます。そして博士とは、
天文学者であり占星術士でもあったと言われています。彼らは星を観察して、
特別な星の出現を発見しました。それは、「ユダヤに王様が生まれる」という
しるしだと受け止めました。そして、長い旅をしてエルサレムまでやって来た
のです。そして「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられま
すか」と聞きました。「ユダヤ人の王」と言っていますが、ただユダヤ地方の
王様というだけならば、わざわざ遠いところから拝みに来ることはなかったで
しょう。彼らは、ユダヤから世界を治める王が誕生した、ということを悟り、
だからこそ遠くからその方を拝するために来たのです。
どうして彼らがそのことを悟ることができたのかは、わかりません。ただ言
えることは、エルサレムから遠く離れたバビロンに住む人にも神様の慈しみの
目は注がれているということです。そして、神様は様々なものを用いて、人を
真の王、救い主へと導いてくださるのです。
2.ヘロデの不安
「ユダヤ人の王が生まれた」という話しを聞いて、ヘロデ王は不安に感じま
した。自分の地位を脅かす存在が誕生したと思ったからです。真の王の誕生
は、自分が自分の人生の王様だと思っている人には受け入れられないのです。
3.彼らはひれ伏して
東方の博士たちは星占いをして、これから、自分たちの運命はどうなるのか
を知りたいと思っていたのでしょう。人は不安なのです。ですから今でも、新
年になるとおみくじを引いて、自分の運命を知りたいと思うのです。
その彼らが、真の王であり救い主であるイエス様のところに導かれました。
真の王としておいでくださった救い主は、「牧者」であると言われています。
羊飼いが羊の世話をするように、真の王である救い主は、一人ひとりを愛し、
世話をし、導いてくださるのです。
博士たちはひれ伏して幼子のイエス様を拝し、黄金、乳香、没薬を献げまし
た。これらは、星占いをするときの道具だとも言われています。彼らにとって
それは宝物でしたが、もうそれらから解き放たれたのです。人生は、冷たい運
命に縛られているのではなく、愛に満ちた、真の王であり救い主が支え、導い
てくださるのだと悟ったからです。彼らに新しい人生が始まったのです。