2026年3月15日(日)礼拝説教「健やかに生きるために」出エジプト記 20章16~17節 島津師

「健やかに生きるために」出エジプト 20:16~17
今朝は、十戒の中の第 9 番目と第 10 番目の御言葉を学びます。
1.偽りの証言をしてはならない
第9番目の戒めは、「隣人について偽りの証言をしてはならない」です。これ
は、直接的には裁判の時に偽りの証言をしてはいけない、と教えられている言
葉です。しかし、この戒めは裁判の時だけでなく、もう少し広い意味で解釈さ
れています。ハイデルベルク信仰問答の問112では、「陰口や中傷をする者に
ならず、誰かを調べもせずに軽率に断罪するようなことに手を貸さないこと」
と解説されています。箴言18章8節ではこう言われています。「陰口を言う者
の言葉はごちそう。腹の隅々に下って行く。」舌を制することはとても難しい
ことです(ヤコブ3:8以下)。
そこでこう勧められています。「悪い言葉を一切口にしてはなりません。口
にするなら、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるために必
要な善い言葉を語りなさい。神の聖霊を悲しませてはなりません。あなたがた
は、聖霊によって、贖いの日のために証印を受けたのです」(エフェソ4:29~
30)。聖霊は私たちを助け、善い言葉を語る力を与えてくださるのです。
2.隣人の家を欲してはならない
最後の第10番目の戒めになりました。ここは、口語訳聖書では「あなたは隣
人の家をむさぼってはならない」と訳されていました。
(1) 欲と貪欲
人が欲を持つことは、悪いことではありません。食欲は生きるために必要で
す。しかし、適切な範囲を超えて欲することはむさぼりになります。隣人の家
のものまで自分のものにしようとすることはむさぼりの罪になります。今も、
争いが絶えません。聖書は、戦いや争いの原因は貪欲からだと言います(ヤコ
ブ4:1以下)。
(2) 貪欲は偶像礼拝
「貪欲は偶像礼拝にほかなりません」(コロサイ3:5)。欲望を自分の神にし
てしまうとき、その欲望は制御できないものになってしまいます。
(3) 満ち足りた生活(フィリピ4:18~19)
真の神を私の神とするとき、神が必要なものを満たしてくださるという信仰
に生きることができます。そこに、健やかな生活がつくられていきます。