「盗んではならない」出エジプト 20:15
今朝の御言葉は、十戒の中の第8番目の言葉、「盗んではならない」です。
1.盗んではならない
詐欺による被害や、インターネットで集められた実行犯が強盗を働くという
事件が続いています。盗みは、今、大きな社会問題になっています。万引きや
カンニングも盗みです。盗みは、私たちの身近なところにもあります。
2.盗みの根は「神への不信」
人はなぜ盗むのでしょうか。理由の一つは、不安です。「お金が足りないか
もしれない」「将来が心配だ」、そういう不安が盗みへと人を向かわせます。
しかし、聖書はもっと深く語ります。盗みの根には、神への不信があります。
「地とそこに満ちるもの、世界とそこに住むものは主のもの」(詩編24:1)。
私たちに与えられている時間も能力も財産も命も、すべては神様のものです。
私たちは、それを委ねられている管理者です。しかし、人は神を信頼できなく
なると、「これは自分のものだ」「自分で守らなければならない」と思うよう
になります。その思いが一線を越えてしまうと、人のものを盗む行為となって
しまうのです。
3.与える神
「私たちすべてのために、その御子をさえ惜しまず死に渡された方は、御子
と一緒にすべてのものを私たちに賜らないことがあるでしょうか」(ローマ
8:32)。父なる神は、私たちを救うために御子をさえ惜しまずに私たちに与え
てくださいました。その神様が、どうしてすべてのものを与えてくださらない
ことがあるでしょうか、と言うのです。神が与えてくださるお方だと知らない
とき、不安の中に生きることになります。しかし、神は私を養ってくださると
いうことを知るとき、私たちの心は変えられます。
4.奪う者から与える者へ
ザアカイは主イエスと出会い、神の愛を知ったとき変えられました。彼は、
奪う者から与える者へと変えられたのです(ルカ19:1以下)。
5.私たちも与える者として生きる
「盗んではならない」という戒めは、単なる禁止ではありません。奪う者と
してではなく、神の恵みを受けて与える者として生きていきなさい、という神
の招きの言葉なのです。