2025年8月31日(日)礼拝説教「神の前に立つ」使徒言行録10章17~33節 島津師

「神の前に立つ」使徒言行録 10章17~33節

カイザリアに駐屯していたイタリア大隊の 100 人隊長だったコルネリウス
に天使が現れ、ペトロを招くように伝えました。神様はペトロに幻を見せ、「神
が清めた物を、清くないなどと言ってはならない」と言われました。当時のユ
ダヤ人は外国人は汚れているとして交際をしたり、訪問をしたりしませんでし
た。けれども、神様はどんな人をも清くないとか、汚れていると言ってはなら
ない、ということを教えられたのです。
1.神に従うペトロ
コルネリウスの使いが到着したとき、聖霊はペトロに「さあ、立って下に行
き、ためらわないで一緒に出発しなさい」と言われました。こうして、ペトロ
はコルネリウスの所に出かけて行ったのです。これまで守ってきた習慣を変え
るということは、簡単なことではなかったと思います。しかしペトロは、神様
から言われたことに対しては、それに従い、コルネリウスの所に行きました。
ペトロは自分の考えに固執するのではなく、神の導きに従う人でした。
2.神の前に出て、立って、歩む
コルネリウスはペトロを迎えると、「よくお出でくださいました。今私たち
は皆、主があなたにお命じになったことを残らず聞こうとして、神の前に出て
いるのです」と言いました。ここに、信仰生活の大事な姿があります。               (1)神の前に出て、神の語りかけを聞く
天地の造り主、全能の神。私たちを限りない愛で愛してくださっている父な
る神。この神様の前に出ているのだ、ということを覚えましょう。そして、聖
書の御言葉から神様の語りかけを聞きましょう。
(2)立つ
聖霊はペトロに「さあ、立って下に行き、ためらわないで一緒に出発しなさ
い」と言われました。御言葉を聞きっぱなしにするのではなく、立ち上がるこ
とが大事です。立ち上がって従うとき、神様が道を拓いてくださいます。
(3)歩む
歩むとは生活するということです。初代教会は、「主を畏れて歩み、聖霊に
励まされて」前進する教会でした(使徒9:31)。
➔イザヤ40:27~31を読みましょう。神様はどのようなお方ですか。「こうし
ない方がよい」、「こうしたらよい」ということが何か言われていますか。