「私は命のパン」ヨハネ 6章35節
主イエスは、「私は命のパンである」と言われました。主イエスは、活き活 きと生きる力を与えてくださるお方です。
1.愛
人は、「愛されている」ということを知るとき、活き活きと生きる力が与え られます。最後の晩餐の時、主イエスは「世にいるご自分の者たちを愛して、 最後まで愛し抜かれた」(ヨハネ13:1)と記されています。そして、弟子たち の汚れた足を洗ってくださったのです。これは、まもなく主イエスがかけられ る十字架を現していました。主イエスの十字架を間近で目撃することになった ヨハネは、「ここに愛がある」(Ⅰヨハネ4:10)と記しました。
主イエスは言われるのです。「私はあなたを愛している。失敗することがあ ってもかまわない。私は最後まであなたを愛し抜く。だから精一杯、活き活き と生きなさい。」
2.永遠の命
主イエスは、「私は天から降って来た生けるパンである。このパンを食べる ならば、その人は永遠に生きる」(6:51)と言われました。主イエスは十字架 にかかり死なれましたが、3日目に復活されました。主イエスは、その復活の命 (永遠の命)を信じる者に与えてくださるのです。
教会では、「永眠」という言葉を使いません。死は、永遠に眠ることではな いからです。キリスト者の葬儀での慰めは、再会の希望があるということです。 この希望があるとき、私たちは与えられた人生を最後まで活き活きと生きるこ とができるのです。
3.私を信じる者は
主イエスは、「私を信じる者」にこの恵みが与えられると言われました。信 じるとはどういうことでしょうか。昔から次の3つの事があると言われてきま した。①「認識」。聖書を通して神様が教えてくださっていることをきちんと 知るということです。②「同意」。神様が教えてくださったことに対して、「は い、その通りです」と神様に申し上げることです。③「信頼」。「神様が教え てくださったことは確かなことです」と言って、大地に身を委ねるようにして 信頼することです。このすべての中に聖霊が働いて、教えてくださいます。で すから、祈りつつ、求めていくことが大切です。