2025年3月23日(日)礼拝説教「この命の言葉を」使徒言行録 5章17~32節 島津師


「この命の言葉を」使徒言行録 5:17~32

教会は、アナニアとサフィラが引き起こした危機を乗り越え、一層、心を一
つにして主に仕える群れとなっていきました。すると、主を信じる者がますま
す増えていったのです(5:14)。
1.牢の戸が開かれる
主イエスを信じる人々が増えていくのを見て、大祭司たちは妬みに燃え、使
徒たちを捕らえて牢に入れてしまいました。すると、夜間に主の天使が牢の戸
を開け、彼らを外に連れ出したのです。とても不思議なことですが、主は不思
議なことをしてくださるのです。牢に閉じ込められたかのような行き詰まりの
とき、主は思いがけない道を開いてくださいます。
2.この命の言葉を
天使は、「行って、神殿の境内に立ち、この命の言葉を残らず民衆に告げな
さい」と言いました。助け出されたのは、命の言葉を伝えるためでした。
この命の言葉の内容が29節以下に書かれています。ここに記されていること
は、主イエスの十字架と復活、悔い改めと罪の赦し、主イエスは導き手であり、
救い主である、ということです。主イエスは十字架と復活によって、罪が赦さ
れ、復活の命にあずかる道を開いてくださいました。ペトロたちは、「私たち
はこのことの証人だ」と言いました。彼らは、主イエスを裏切り、逃げ出してし
まった人たちです。その彼らが、主イエスの十字架と復活の恵みにあずかるこ
とによって、再び立ち上がることができたのです。そして聖霊は、私たちが救
われて神の子とされたことを確信させてくださいます(ローマ8:16)。主イエ
スの十字架と復活を伝える言葉は、まさに人を生かす命の言葉です。
3.イエスの名のために
ペトロたちは、大祭司たちから主イエスの名によって教えてはならないと命
じられたとき、「人に従うより、神に従うべきです」と答えました。釈放され
た後、「使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けるほどの者とされたこと
を喜び」ました(5:41)。残念ながら、イエスのために辱めを受けて、信仰か
ら離れてしまう人もいます。かつてのペトロもそうでした。どこが大事な点で
しょうか。それは十字架体験です。主イエスの十字架は私のためであったとわ
かるとき、イエスの名のために辱めを受けるほどの者とされたことを喜ぶ者へ
と変えられるのです。