2025年1月12日(日)礼拝説教「心を合わせ、ひたすら祈る」使徒言行録 1章12~14節 島津師

「心を合わせ、ひたすら祈る」使徒 1:12~14

今年の教会の年間目標として、1,心を合わせて祈る教会、2,温かな交わりに
生きる教会、3,福音を証しする喜びに生きる教会
という 3 つの目標を掲げま
した。これは、私たちが頑張って成し遂げるということではなく、私たちの傍
らにいてくださる主が成し遂げてくださることであり、そして、主が私たちに
必要な力と助けを与えてくださって成し遂げていく目標です。
使徒言行録には、心を合わせて祈り、温かな交わりに生き、福音を証しする
喜びに生きる教会の姿が記されています。主イエスが昇天された後、残された
人々は集まって祈祷会をしました。ここに、私たちが掲げた 3 つの目標に生
きる教会の姿が、すでに始まっていることを見ることができます。
1.心を合わせた祈り
(1)多様な人々
集まったのは、主イエスの弟子たち、主イエスの母マリアと主イエスの兄弟
たち、そしてマグダラのマリアなど、主イエスに従ってきた女性たちでした。
多様な人たちが集められていたのです。
(2)一致
この多様な人たちが「心を合わせて(心を一つにして)祈ったのです。
(3)悔い改めと赦し
弟子たちは、誰が一番偉いかと争っていました。主イエスの家族は、当初、
主イエスの働きを理解することができませんでした。そのような彼らが心を合
わせて祈ることができたのです。そこには、きっと悔い改めと赦しの祈りがあ
ったことでしょう。
2.御言葉を中心とした祈り
彼らは、主イエスが言われた「私から聞いた父の約束されたものを待ちなさ
い」(1:4)という御言葉に導かれて祈りました。彼らは、主イエスが語ってく
ださる御言葉に心を合わせたのです。
3.ひたすらなる祈り
彼らは、ひたすら祈りました。「ひたすら」と訳されている言葉は、「ゆる
がないで忍耐強く続ける」という意味です。なぜ、彼らはそのように祈ること
ができたのでしょうか。それは、祈りは答えられると信じていたからです。だ
から、大胆に、忍耐強く、ひたすら祈ったのです。