2024年12月8日(日)礼拝説教「新しい歌を主に歌え」詩編 96編1~13節

「新しい歌を主に歌え」詩編 96編1~13節

教会の暦では、先週からアドベント(待降節)に入りました。アドベントと
は、ラテン語の「来る」という言葉が元になっていて、教会ではクリスマスま
での4週間をアドベント(待降節)として過ごします。アドベントには、イエス
様がおいでくださったクリスマスを待ち望むという意味と、もう一つ、イエス
様が再びおいでくださる「再臨」を待ち望むという意味があります。イエス様
は2000年前、確かに来てくださり、特に十字架と復活を通して、私たちの罪
を赦し、神の子とし、永遠の命を与え、神の国、愛の国を始めてくださいまし
た。しかし、いまだに世界には争いが絶えません。
詩編96編13節には、「主は来られる。地を裁くために主は来られる」と言
われています。争いの絶えないこの世界を裁き、本当の平和をもたらすために
イエス様は再びおいでくださると告げているのです。
では、私たちはどのようにしてクリスマスを、そしてイエス様の再臨を持ち
望んだらよいのでしょうか。
1.新しい歌を主に歌え
「主の慈しみは絶えることがない。その憐れみは尽きることがない。それは
朝ごとに新しい」(哀歌3:22、23)と言われています。ですから私たちは、
朝ごとに新しい恵みをいただいて、新しい心で主を賛美するのです。
2.礼拝と献身
「御名の栄光を主に帰せよ。供え物を携えて主の庭に入り、聖なる輝きに満
ちる主にひれ伏せ。」礼拝と献身の生活を大事にしましょう。私たちは礼拝に
おいて、栄光の主、聖なる輝きに満ちる主にお会いするのです。そして、自ら
を供え物として主にささげるのです。マリアは「神にできないことは何一つな
い」という天使の言葉に励まされて、「私は主の仕え女です。お言葉どおり、
この身になりますように」と、主に自らをささげました。そこに、素晴らしい
主の御業が実現していったのです。
3.王なる主に信頼する
「主は王となられた。世界は固く据えられ、決して揺らぐことはない。」
主が再びおいでくださるとき、主は王として世界を治めてくださいます。決
して揺らぐことがない、真の平和な世界を築いてくださいます。また今も、主
は私たちと共にいて、私たちを支えてくださっています。私たちは弱さのゆえ
に、揺らぐことがあります。クリスマスの夜、人として来てくださったイエス
様の寝床は飼い葉桶でした。それは、どんな人の心にも宿ってくださる救い主
のしるしです。このお方が、私たちを支えてくださっているのです。