「イースターの喜び」マタイ 28:1~10

今朝は、主イエスの復活を喜び祝うイースターの礼拝です。日曜日の朝に主
イエスが復活されたことから、教会では日曜日の朝に礼拝をささげるようにな
りました。復活の主を礼拝する姿がここに描かれています。
1.恐れることはない
マグダラのマリアたちに天使が現れ、「恐れることはない」と言って主イエ
スが復活されたことを伝えました。さらに、彼女たちが弟子たちにこのことを
知らせるために走って行くと、復活された主イエスが現れてくださり、ここで
も「恐れることはない」と言われました。彼女たちは、主イエスが殺されてし
まったことで悲しんでいました。その彼女たちに、天使も主イエスも、「恐れ
ることはない」と語りかけてくださったのです。
彼女たちは主イエスが復活するということは、思ってもみない事だったので
しょう。しかし、父なる神は彼女たちが思ってもみない事をしてくださいまし
た。そして、「恐れることはない」と言われたのです。私たちも、心配事など
を抱えながら礼拝に集います。その私たちにも、主は「恐れることはない」と
語りかけてくださるのです。
2.恐れながらも大喜びで
主イエスは、死者の中から復活されました。父なる神が復活させてくださっ
たのです。こうして、死はすべての終わりではなくなりました。ですから私た
ちは、どんなときにも希望をもって生きることができるのです。「女たちは、
恐れながらも大喜びで」と書かれています。復活という想像を超えた出来事に
直面して、彼女たちは恐れおののいたのです。そして、それは同時に大きな喜
びでした。ここに、主を礼拝する者の姿があります。
3.再出発
主イエスは、「弟子たちにガリラヤで会おうと伝えなさい」と、彼女たちに
言われました。ガリラヤは、3年半前、弟子たちが主イエスによって召された場
所です。十字架を前にして逃げ出してしまった弟子たちを、主イエスは、最初
の地点に戻って再出発させようとされたのです。
ガリラヤで弟子たちは、「イエスに会い、ひれ伏した」(マタイ28:17)と
書かれています。ところが、まだ疑う者もいたというのです。その彼らの所に
主イエスの方が近づいて来て、ご自分が一切の権能を授かっていることを伝え、
彼らに使命を与え、いつも共にいると約束されたのです。こうして弟子たちは
再び立ち上がることができました。復活の主は、今も、主を礼拝する者にこの
恵みを与えてくださいます。